2021年12月31日(金)

    2021年が終わる。今年の始まりは学部4年生として卒論研究の最中にあった。その時には院試も終わっており、あとは卒論を終わらせれば学部生としての生活が終わると言った感じだった。去年はコロナによって前期の授業が飛び、後期は基本的にオンライン授業だった。そのために卒論研究も後期から始まった。だから去年の12月〜今年の1月はバリバリ研究をしていた。そう思うと、修論を必死にやっている今と卒論を必死にやっていた過去が同じ2021年の出来事とは思えない。卒論はもっと昔だった気がするし、修論はもっと最近始まった気さえする。

 

    卒論を無事に提出して新学期が始まるまで何をしようか考えていたのが2021年の2月〜3月だった気がする。この頃は修論のテーマとして面白いものがあるかどうかを論文をひたすら読む事で見つけようとしていた。あの時期に論文を読み漁っていたことが今に繋がっているかと言われたらほとんど繋がっていない。けれども、あの時のデタラメとも言える頑張りは無駄では無かったように思う。たまにその時に読んでいた論文を引っ張り出して参考にすることがあるから。

 

    いざ修士1年生が始まった時は、少し尖っていて周囲に当たりが強かったというか、敵視していたというか、自分は違うんだぞ感を抱いていたといか、そんな感じの青さを帯びていた。そして前期の大半を費やしてようやく修論の目指す形が見えてきたのが6月〜7月だったように思う。今思えば修論テーマが多方決まるまでの期間は学部生の延長線上にあったような気さえする。考え方の甘さや視野の狭さなどなど。

 

    前期の本当に最初の頃、〜7月は就活のためにオフラインイベントに参加したりインターンに応募したりしていた。申し込んだインターンは結局全落ちしたけれど経験にはなった。

 

    夏休みに学部3年生向けの勉強会のようなものも開催した。あれが彼らに意味があったかは分からない。今思い返せば思い付きだけで始めたほんとうに稚拙なものだった。来年も同じようなことをしようかしまいか考えているが、やるならもっと徹底的にやるべきだと思っている。この勉強会のために色々調べたことで自分の中に得るものがあったから、個人的には開催して良かったと思っている。

 

    さて後期であるが、後期は記憶が無い。本当に無い。何をしていたか全く覚えていない。修論テーマが決まってそれのために深層学習の勉強やらなんやらやっていたけれど、具体的にいつ頃何をしていたのかを思い出せない。前期と後期でこうも記憶の残り方が違うのはどうしてなのだろうか。

 

    本当に直近の話になるが、学部4年生の卒論中間発表で担当したひとりの女の子を好きになった。その人の研究への取り組み方や姿勢が、自分が求める理想に近かった。研究への取り組み方というものには、その人の考え方が出ると思っている。だから研究の取り組み方を通してその人がどんな人なのかを知ることが出来ると思っている。たまたま中間発表のために担当しただけだったが、彼女に惹かれた。でも残念ながら彼女は異性との恋愛には興味が無いようで、自分がアプローチをかけても彼女の目に僕が映ることは無かった。

 

    今年の自分のゼミ発表が終わった時ぐらいに、修論研究発表の舞台となる学会を先生から提示された。それを聞いた時点で残り6ヶ月、現時点で残り5ヶ月である。無様な発表にならないようにガンガン研究を進めて行きたい。

 

    今年やり残したことがあるかと聞かれたら特にない。扶養を外れるレベルで稼ぎ始めるのは社会人になってからでもいいかなとは思う。と言うのは、修士の今だからこそできることを蔑ろにしたくない。両立しろよという話なのかもしれないが、二兎を追う者は一兎をも得ずという諺もある。

 

    来年はまず就活をばちこり進めて早いうちに内定を決めたい。それと並行して学会発表に向けた修論研究をどしどし進める。余力ややる気次第だが、新年度から入ってくる学部3年生向けの通年勉強会を開催したい。そして地下に入会して社会人を始める前に考え方を固めておきたい。そんな感じ。だからビジネスをやっている時間を確保できない気がする。

 

    来年意識する事は、行動基準を『目的基準』にすること。

 

    それでは2021年に関わりお世話になった全ての人に感謝を込めて締めくくります。今年一年ありがとうございました。来年もこれからもどうぞよろしくお願い致します。