2022年2月6日(日)

    研究室の4年生の子が本発表用に作ったパワポを見て欲しいと言うから、日曜日ではあったが7時に起きて9時に研究室入りした。この子は自分が担当している訳では無いが、特に仲良くしている後輩であり、他大学院に進学するからかなり目をかけている。

    彼は大学院に進学すると言ってもまだ4年生であるから経験が浅く、スライドを使った研究結果の見せ方や表現に甘さが多々見られる。かく言う自分も、大層なパワポ作られる訳では無いが、この一年間の経験で目を肥えたのは事実である。加えて自分はパワポに対して、命を削り人間性を棄ててでも分かりやすさを追求する。後輩に自分と同じ基準は求めないにしても、他の同期の基準よりは明らかに高いものを求める嫌いがある。後輩が頑張るという以上はひたすら分かりやすさを追求させている。

    今日見た後輩は仲が良いから、彼にとって厳しい要求だった場合はちゃんとその旨を言ってくれる。翻って自分が担当している後輩は、その彼ほど仲が良い訳では無いから、口では頑張ると言うものの、本心ではどう思っているか分からないところに怖さを感じている。先輩からの指導は、行き過ぎればハラスメントになりかねない。やりすぎていないだろうか。それだけが心配の種である。

    残り2日を挟んで本発表である。